ラケットを上に構えられるようにテープを利用しよう

  ボールをラケット上に左手を添えてキャッチして位置を確認しよう


 写真1と同じように、ラケットを短く持ってレディポジションを取って構え、ネットの反対側からコーチまたは友人にアンダーハンドでボールを出してもらいます。
 そして、そのボールをボレーする代わりに、左の写真のように、ラケット上に左手を添えてキャッチし、ボールの位置を確認して下さい。ボールをラケットの中心でキャッチするには、ボールの飛球線より高めにラケットを構えておいてラケットを下ろしながら、ボールの高さに合わせてキャッチすることが大切です。
 ラケットのセンターで確実にキャッチできるようになったら、今度はラケットの下端でキャッチしてみて下さい。ラケットの下げを少し小さくすればいいのです。そして、ボールの飛球線の高さに構える、今までのやり方でキャッチしてみて下さい。私の言うように、ラケットの上端にボールが当たってしまうことがわかると思います。
 ついでに、ボレーでのボールの飛びと手への衝撃の違いも、比較してみましょう。ラケットのセンターがベストであるのは当然ですが、下端ではなんとか飛ぶのに、上端は極端に飛びが悪いことがおわかりになると思います。


前ページの写真1と同様にラケットを短く持ってレディーポジションを取ります


ネットの反対側からコーチに
アンダーハンドでボールを
出してもらいます

そしてラケット上に左手を添えてキャッチし、ボールの位置を確認して下さい

 

 ラケット面の上部3分の1にテープを貼ってボレーを打ってみよう


ラケット面の上部1/3に相当する部分に、
両面ともガムテープかセロテープを貼ります


 

 

 

写真のようにラケット面の上部3分の1に相当する部分に、両面とも、ガムテープかセロテープを貼り、そのラケットでボレーしてみましょう。

 矯正法1とは異なり、ラケットは正常に長く持って構えてもらってけっこうです。友人またはコーチにトスしてもらったボールをボレーして相手の胸元に返し、両手でキャッチしてもらいます。今までのような上端に当てると、テープのためにボールは飛んで行かない、というわけです。
 この練習をフォアハンドボレーを連続20球、バックハンドボレーを連続20球続けることができるようになるまで行なって下さい。
 和田さんの場合は、基本ができているので、ラケットを上に構えることさえできれば、容易に達成できると思います。最後は、不規則にフォアとバックに出してもらい、連続10球成功すれば、この練習は合格です。

 

   
前ページ   次ページ