図と写真をご覧下さい。
　まず、コートの中に線を引きます。シングルス・サイドラインとダブルス・サイドラインの中間に１本、そして、その間隔と同じ中で、シングルス・サイドラインよりコートの内側のところに１本、ベースラインからネットまで線を引き、ａ、ｂ、ｃ、ｄとしましょう。
　最初に、ベースライン上のｃとｄの線上に、両足を開いて立ち、両足を同時にスプリットステップ１を踏み、ついで左足に体重をかけ、身体を横向きにした左足のステップ２を踏み、右足を前方のｂ線上で踏み込んだステップ３を踏んで下さい。これが、バックハンドボレーのステップです。
　今度は、後方の左足をａ線まで引き上げてスプリットステップ４を踏み、右足に体重を移してステップ５、左足をｃ線まで踏み込んでステップ６を踏んで下さい。これが、フォアハンドボレーのステップです。
　そして、順次、バック、フォアと続けて、ネットに到達するまで行ないます。３ステップで、ひとつのボレーに対応するリズムをマスターするドリルです。ちなみに、３→６→９→12・・・・の時点がボレーですので、そのイメージを持って行なうことが大切です。小坂さんの場合には、３→６→９→12のステップを踏んでからボレーするのではなく、ボレーと同時にステップする気持ちでやって欲しいと思います。
　実際のボレーの時のスピードで、ネットまで連続でスムーズにステップが踏めるようになれば合格です。