STEP@   オープンなラケット面にしてターゲットを狙う
 矯正法1でマスターしたリズムとフットワークで、今度は実際にボレーしてみましょう。
 図のように、ネットを挟んでコーチまたは友人と向かい合って、お互いにサービスラインとネットの中間の位置に立ちます。そして、スプリットステップ→左足→右足→バックハンドボレー→スプリットステップ→右足→左足→フォアハンドボレーの3拍子の、一定のリズムで素振りをして下さい。そして、コンチネンタルグリップに握ったラケットで、バックハンドボレーまたはフォアハンドボレーに合わせて、友人かコーチがアンダーハンドで球出ししてくれたボールをボレーするのです。一定のリズムで行ない、1、2、3、4のターゲットを順次狙ってボレーして下さい。小坂さんの場合は、1と2が最初は難しいかもしれませんが、コンチネンタルグリップによるオープンなラケット面が身につきさえすれば、容易にマスターされることでしょう。
 ターゲットの1から4を1セットとし、連続3セット、ミスなく狙ったターゲット近辺
にボレーできるようになるまで練習して下さい。

アンダーハンドで球出ししてくれたボールをボレーしましょう。一定のリズムで行ない、1、2、3、4のターゲットを順次狙ってボレーして下さい。小坂さんの場合は、1と2が最初は難しいかもしれませんが、コンチネンタルグリップによるオープンなラケット面が身につきさえすれば、容易にマスターされることでしょう。

 

STEP3  ボレーにおける距離の調節の仕方を身体で覚える

 今度は、ベースライン上に立ち、矯正法2の時と同じように、コーチまたは友人に出してもらったボールをボレーして胸元に返し、それを両手でキャッチしたら、すぐ次のボールを出してもらいます。矯正法1と同じように、バック、フォアと交互にボレーしながらネットまで前進し、ネットに到達したら、今度は逆に、ベースラインまでボレーしながら後退して下さい。ベースラインから始まってベースラインに戻るまで、2人ともミスなく続けられるようになるまで練習して欲しいのです。この練習ができる頃には、フットワークやボレーでの距離の調節の仕方が、知らないうちに身についていることと思います。

 

 
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