STEP1 トスボールの打点を順次変えて打ち分けを行なう

 ベースラインの後方、シングルスのコートのフォア側のコーナーに立ちます。そして、身体を横向きにして構え、同じスイングでトスしてもらったボールを打って下さい。
 この時、ボールの打点を少しずつ順次変えていくと、打点が前ならクロス、打点が後ろならダウンザラインに同じスイングで打ち分けることができることがおわかりいただけることでしょう。
 この打点とコースの関係が体得できたら、図1のようにセンターマークとサイドラインの中間点と、ネットの真ん中にあるストラップを結ぶ線、そしてサイドラインに平行な線を引き、クロスの場合は1の場所に、ダウンザラインの場合には2の場所に入れる練習をしましょう。
 センターマークのところに立ち、友人またはコーチに一定のボールを出してもらい、そのボールを奇数番目はクロスの1に、偶数番目はダウンザラインの2に入れるように打ち分けて下さい。連続して20球成功するようになれば合格です。


打点を前にするとクロスに打てることを実感しよう

ベースラインの後方、シングルスのコートのフォア側のコーナーに立ちます。そして、身 体を横向きにして構え、同じスイングでトスしてもらったボールを打って下さい。この時 、打点を前にするとクロスに打てることを実感することができます

 

打点を後ろにするとダウンザラインに打てることを実感しよう

今度は打点を後ろにしてトスをしてもらって打って下さい。ダウンザラインに同じスイン グで打ち分けることができることがおわかりいただけることでしょう。これを何度も繰り 返して打ち分けを実感できたら、左上の図1に示すようにコートで打ち分けを行ないます

 

できたら次のステップへ!(図1)

センターマークとサイドラインの中間点と、ネットの真ん中にあるストラップを結ぶ線、 そしてサイドラインに平行な線を引き、ボールを奇数番目はクロスの1に、偶数番目はダ ウンザラインの2に打ち分けて下さい

 

 

いよいよ最終ステップへ!(図2)

ロブはバックコートを横に二分した3の範囲に入るように打ち、クロスは1の場所へ、ダ ウンザラインは2の場所へと打ち分けるのです。バウンドする瞬間に各コースに指示して もらい、各コースへ打ち分けて下さい

 

STEP@   鏡の前に立ってパスとロブのフォームをチェック
 金野さんのパッシングショットとロブを見比べると、ずいぶんと異なっていました。フィニッシュでもクローズドスタンスとオープンスタンスで大きく異なっています。
 この両方をどのようにして近づけるかが今回の主題と言っていいでしょう。
 それには、オープンスタンスで打つパッシングとクローズドスタンスで打つロブの両方を練習することです。そして、一番のポイントは、パッシングでスクエアに立つ時点で腰を落として、ロブの形に近づけることです。
 まず、鏡の前に立って、ゆっくりと各々のフォームを比べて見て下さい。ボールを捕らえる直前まで差をなくするためには、どうしたら良いかを工夫して、フォームを作り、素振りをしてかため、さらに実際のコートで素振りしてイメージをかためましょう。

 

   
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