最初の矯正法と同じように、友人かコーチに、一定のリズムでボールを出してもらい、それを打って下さい。
　ただし、図２のようにロブはバックコートを横に二分した３の範囲に入るように打ち、クロスは１の場所へ、ダウンザラインは２の場所へと打ち分けるのです。
　コーチまたは友人は、出したボールがバウンドする瞬間に、「クロス」、「ストレート」「ロブ」とランダムに発声し、その通りのショットをして、狙う１、２、３に入れるように打って下さい。
　球出しの人に、フォームが偽装されているかどうかを見てもらいながら行なえば、少なくともボールがバウンドするまでは偽装が完璧で、今までのように相手に読まれることはなくなるはずです。ランダムな組合せで連続10球成功するまで練習をしっかり行なって下さい。
　このドリルは、金野さんにとっても、やさしいものではないでしょう。しかし、これができるようになった頃には、実際の試合で大きな効果を実感して、きっと驚かれることでしょう。