不安定な原因は体重移動のタイミングにズレがあるからだ
| ラフターの体重移動のタイミングに注目！ バックスイングを完了した時点では後方の足に体重があり、フォワードスイングとともに体重が徐々に前足に移っています。そして、インパクトの時点で全体重が移り、その体重移動に伴って大きく振り抜いています。
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皆さんも、右ページの辻さんの連続写真１〜８をよく見て、ビデオ画像を想像してみて下さい。そして、ラフターのバックハンドストロークの写真と詳しく見比べて下さい。 辻さんのバックハンドが、良い当たりをすると思うと引っかけてしまったりする不安定な原因はどこにあるのでしょうか。 その答えは、ずばり「体重移動のタイミングに問題がある」のです。ラフターは、バックスイングを完了した時点では、後方の足に体重があり、そこからフォワードスイングとともに体重が徐々に前足に移り、インパクトの時点で全体重が移り、その体重移動に伴って大きく振り抜いています。 ラフターに対して、辻さんは、来るボールに構えた写真４の時点で、すでに後方の足のかかとは上がり、前方の足に体重を移してしまっており、ラケットでボールを捕らえるインパクトの時点（写真６）から、前足の折ったヒザを伸ばしながら（写真７）、前足を軸とした回転運動で打っていることがおわかりでしょう。このような回転運動になってしまうために、フィニッシュ（写真８）では身体が開くだけで、足の位置は前方には移動しないという結果になっているのです。 辻さんの運動能力を考えると、打つボールの方向に体重移動をしっかり行なえば、見違えるようなショットになることは受け合いです。では、矯正にとりかかりましょう。 |
