ロープを張ってインサイドアウトの軌道をチェックしよう | ||
次に、右足の使い方の矯正に取り組みたいと思います。 アドコートにサービスする時のように、ベースラインの後方に構え、今までの時の足の動きをゆっくりたどって下さい(次ページ左の図)。それを右の図のように直したいのです。 要は、トスを上げた時の右足を持って来る場所を、左足の後方の左側とし、決して右側に踏み出さないようにし、左足で踏み切って着地するようにして下さい。というのは、宮下さんのように小刻みに右足を動かすクセのある人は、このように左足で着地するように矯正する方法が有効だからです。まず、トップスピンのサービスの動作で、このフットワークをゆっくり行なって、動きをマスターして下さい。そして、実際にサービスを打ってみましょう。この時、右足が着地する地点のすぐ前方に、腰の高さでロープを張ります。インサイドアウトの軌道であれば、ロープにラケットを触れないでフィニッシュできますが、アウトサイドインとなると、ロープに触れてしまうことになります。 ロープに触れないようにラケットを高くフィニッシュすると、球筋が安定し、スピンもよくかかることを知って、きっと驚かれることでしょう。例えば、ネット上に写真のようなターゲット(販売に関してはサイモン社まで。рO47―367−0155)を立て、ネット上のどの位置をボールが通過すると、自分のサービスが狙ったところに入るかの実験をし、宮下さん流のトップスピンサービスのイメージを固めて下さい。 |
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最終段階は点数制で楽しくサービスの練習をしてみよう |
最後は、実戦のようにデュースコートとアドコートに、2球ずつ交互にサービスをし、1球目はフラットかスライスか、場合によってはトップスピンを、そして2球目はトップスピンのサービスをして下さい。この時、声を出して(息を吐いて)サービスすると、スピードやスピンを増すことができます。そして、2球とも入ったら「+1」、1球しか入らないと「0」、2球とも入らないと「―1」として合計して行い、合計「+20」がクリアできるようになったら、またビデオを送って下さい。
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