細かいフットワークでボレーを安定させよう

強打に対して打ち負けずにボレーできるのに、なぜか緩いボールや低いボールをミスしてしまう・・そんな人に是非読んでもらいたいのが、今回のクリニックです。この悩みを解決する鍵は、ラケット面にあります。もっと具体的に言うとステップとグリップです。

クリニックしてもらいたい点
バックハンドボレーが安定しないので直して欲しい

東京都在住 小坂さん  右利きプレーヤー 女性

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バックハンドボレー

なぜ緩いボールや低いボールの処理でイージーミスを犯すのだろう?

 テニスを始めたのは34歳と遅かったものの、週に1〜2回やっている小坂信子さん。そのおかげで、小さい大会では優勝するまでになっている彼女から、「バックハンドボレーが安定しない」という相談を受けました。
 ビデオを見ると、バレーボールをやっていただけあって、とてもダイナミックな動きをしています。小坂さんの代表的なバックハンドボレーが写真1〜写真6です。構えの姿勢(写真1)から、来るボールに対して、右足を大きく踏み込んで(写真3〜4)、ボレーしています。ボールを捕らえる時(写真5)の前方への体重移動や左手のバランスの取り方を見ると、相当の運動能力の持ち主であることがわかります。実際の試合では、このボレーで一発を決めることがある反面、緩いボールや低いボールの処理で、イージーなミスも出ていることと想像します。


   
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