野球のバッティングのようになってしまっている

　ローボレーがうまく打てないので見て欲しい」という相談を受けました。さっそくビデオを見てみましょう。近藤さんの代表的な写真が１〜６です。女性としては長身で高い運動 能力の持ち主である近藤さんのフォームは、１の構えから６のフィニッシュまでダイナミックです。１からボールがバックに来ることを認識すると身体を横向きに変え、両手打ちでボールにラケットをぶつけて体重移動し（５）、フィニッシュ（６）しています。この 、近藤さんの打ち方はバックハンドストロークを両手で打つプレーヤーに極めて多く、共通の悩みを抱えている方も多いので、ここで取り上げることにしました。
　この特徴は構えの１の時点で、両手がラケットのグリップ部にあり、そして両手でバックスイングしたラケットをボールに叩きつける、パンチをくらわすやり方で、フィニッシュ（５、６）では、ラケット面は完全に立っていることがわかります。トッププロのバックハンドボレーと比較してみると、その違いがよくおわかり頂けるでしょう。