今度は、実際のボレーでテストをしましょう。 相手に、ベースライン上でストロークしてもらい、左の図のようなコースでラリーが続 き、3球とも、ボレーが指定位置に決まるように行なって下さい。 山口さんには、5セット連続で成功するようになるまで、行なって欲しいと思います。 そうすれば合格です。
球出しのボールを最初はバックハンドボレーでクロスに返し(1)、次にフォアハンドボ レーでクロスに返球(2)。最後はバックハンドのドロップボレーをネット際に決めます
ボレーで素早く対応できていないなら4つのポイントに注意
ネット付近で打つボレーは、瞬時に身体やラケットの位置を変えて対応するショットです。 山口さんは、ベタ足と構えた時のラケットの位置が低いために瞬時にボールに対応できていませんでした。その結果、ボールに差し込まれてしまい、仕方なく足を下げていました。 このような山口さんの悩みを解決するために、私はナワ跳びとキャッチ&ボレーの練習を勧めました。もしも皆さんが『ネットプレーで相手ボールに対応できない』と感じていたら、1ツマ先立ちになっているか。2ステップインしているかどうか。3ヒザの送り方でボールの距離を調節しているか。4ラケットの高さはネットより高いか、といったこと をチェックしてみて下さい。
バックハンドボレーではしっかりステップインして打とう
前ページ