STEP 1

フォアハンドのスイングを観察してバックハンドと比べる

 鏡の前に立ち、ゆっくりフォアハンドのスイングを行なって、ラケット面の動きを観察し、バックハンドと比較してください。
 そして、バックハンドでのラケットとラケット面の動きを、フォアハンドの対称像と同じようにするには、どういう動きになるのかをチェックしてみてください。この進行が難しいようでしたら、左手のフォアハンドとして、左手でスイングを行ない、ラケットとラケット面の動きをマスターし、そのラケットと同じように動くように、右手で動かす工夫をすればいいでしょう。
 このドリルでは、イメージがとても大切であることを理解してください。イメージができたら、実際に打つスピードで何回も素振りを繰り返してください。

フォアハンドの対象像と同じにするために動きをチェック
鏡の前に立って、ゆっくりフォアハンドのスイングを行ないます。ラケット面の動きを観察してバックハンドと比べてください。次にバックハンドでのラケットと面の動きを、フォアの対象像と同じようにするには、どうするかをチェックしてみてください

 

 STEP 2

背中をフェンスに向けてフォワードスイングを行なう

 次は、身体がひらいてしまうクセの矯正です。
 右の図のように、背中をフェンスに向けて、フェンスと30センチくらい離れて平行に立ち、写真5の段階からのフォワードスイングを行ないます。(P78の)写真5の状態のときにはラケットをフェンスに当ててから動作を開始し、フィニッシュではラケットがフェンスに当たらないようにスイングしてください。
 斉藤さんの場合には、最初はフィニッシュで、フェンスにバンバン当たることでしょう。ゆっくりした動作で全体の身体の動きをマスターすれば、身体がひらかないでフィニッシュできるようになるものです。実際にボールを打つときくらいのスピードでスイングしても、ちゃんとフェンスに当たらなくなるまで、繰り返し練習してください。
フェンスを使って身体をひらくクセを矯正する
背中をフェンスに向けて、フェンスと30センチくらい離れて平行に立ち、ラケットをフェンスに当ててからフォワードスイングを行ないます。最初はフィニッシュでラケットがフェンスが当たるでしょうが、ゆっくり正しい動きを行なえば、徐々に身体がひらかないようになり、ラケットがフェンスに当たらないようになります。実際のスピードになるまで何度も練習を

 

 STEP 3

実際の球出しで理想的なスイングができているかチェック

 今度は、友人かコーチに球出ししてもらって、実際にボールを打ってください。
 このとき、フィニッシュでラケットが頭より高い位置にあり、そして、左胸のロゴが球出しの人には見えないで(=身体がひらかないで)、フィニッシュできたかどうかをチェックしながら打ってください。斉藤さんのイメージ通りのボールが連続して10球打てるまで練習してください。
 ここまでくれば、斉藤さんの「タイミングがとりづらく、高い打点がうまく打てない」という悩みは、自然に解決していることでしょう。万が一、うまく行かなかったら、再度ビデオをお送りください。
フィニッシュでラケットが頭より高い位置にあるか
友人かコーチに球出ししてもらいます。このとき、フィニッシュでラケットが頭より高い位置にあるかどうか、また左胸のロゴが球出しの人には見えないかどうか(身体がひらいていないかどうか)をチェックしながら打ってください。連続して10球打てるまで練習しましょう

 


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