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 さっそく、ビデオを見てみましょう。
 ソフトテニスから転向した斉藤さんの代表的なバックハンドが、上の写真1〜6です。グリップがウエスタングリップであるために、構えの段階でラケット面はコートを指しています。そして、バックスイングをとりながら、ラケットを上方に引き(写真3)、いったんラケットが静止してから、フォワードスイングに入り、ボールを打っています。
 ソフトテニス歴が長かった斉藤さん独特の打法ですが、打法そのものが悪いわけではありません。斉藤さんと同じ打法のプロもいるのです。そうです。1994年にフレンチオープンで大活躍したスペインのベラサテギの打ち方と同じなのです。


 

フォアハンドストロークは理想的なトップスピンのフォーム

斉藤さんの問題のあるバックハンドストロークに比べて、フォアハンドストロークは理想的なインサイドアウトのトップスピンのフォームと言えます。フォアとバックで大きく異なる点は写真3と写真8のラケットの高さと写真6と写真12のラケットの位置と高さです。従って、「写真3のラケットの位置を写真8のように低くして身体をひらかず、写真12のように頭上高くフィニッシュする」ように矯正すればよいのです


 

 

   
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