第3章

トーナメントへ出場するための準備

1.予定の確認

試合の予定日に他の行事や約束がないことを確かめておきます。家族の予定もチェックしておきましょう。

2.試合の時間に間に合うように

あなたの試合がいつあるのかを知る必要があります。前もってスケジュールが知らされない場合には,普通,あなたの年齢区分の開始時間はエントリー申込要項,または添付の資料に記されています。試合前に発表される場合には,それにより確認しておきましょう。
もし,試合時間に遅れたり,行けなかった場合には,ウォークオーバーになります。プレイヤーがウォークオーバーになる場合の時間(通常は1分でも遅れるとだめ)は,トーナメントレフリーの判断によりなされます。各トーナメント特有のルールは,トーナメント会場でポスターにより掲示されるか,トーナメント申込要項に書かれています。
ジュニア委員会では,このウォークオーバーの適用をできる限りしたくないと考えています。 しかし,トーナメントを計画通り進行するため,また,待っている相手や他の出場者に公平を期すためには,このウォークオーバーのルールは必要です。

3.天候

雨が降ったり,天気が不確かな場合にも,会場に集合して指示を待つのが普通です。トーナメントによっては,電話での問い合せができる場合もありますが,特別な指示がない限りは,会場に集合するのが原則になっています。
天候が疑わしい場合には,中止と思わないでください。雨は場所によって降らないこともありますし,雨がやむとすぐできる会場もあるからです。大ていのトーナメントは,可能な限り試合を予定通り消化しようとしているものです。

4.会場の確認

会場の住所や交通手段を確認して,トーナメントの会場にはどのように行ったらよいか注意深く調べておきましょう。休日と平日のダイヤが異なるのが普通ですから,開催日のダイヤを調べることが大切です。車で行く場合には渋滞を考えるのは,言うまでもありません。

5.服装

白が基調のテニスウェアが慣習的であり,熱を反射するので,プレイの間中涼しく保つには最適です。カラーの服装が許される場合もありますが,開催されるクラブには,そのクラブ固有のルールがあるものです。服装の規定に関しては・日本テニス協会の『コートの友』および申込要項に書いてありますので,よく確かめておきましょう。

6.食事

会場,または会場の近くに食堂がある場合には,そこで済ますこともできますが,わからない場合には弁当,飲物を用意して行きましょう。

7.宿泊

宿泊が必要な場合には,早めに予約して,準備しておくことが大切です。

8.緊急の場合の準備

テニスウェアの予備,ラケットの予備,救急用品,その他自分が必要と思うものを用意しておきましょう。交通費,食事,電話などのためのお金も用意しておく必要があります。