第14章
付 録
1.関東ジュニアリーグについて
2.関東大会の都県予選出場について
3.フィードインコンソレーションのやり方
3.タイブレークのやり方
6ゲームオールになった場合,日本テニス協会のルールでは12ポイントのタイブレークを採用しても良い事になっています。その進め方は下に示す通りです。
(1)サービスのローテーション
a.シングルス(A対B)
第13ゲーム目(又は17ゲーム目)をサーブする順番のプレーヤーをAとし,北側に位置しているとする。
ここでコート・チェンジし,第13ポイント以下は第1ポイント以下に置き換え続けられる。
b.ダブルス(A:B対C:D)
第12ゲーム目(又は第16ゲーム目)にサービスしたプレー ヤーをD,第13ゲーム目(又は第17ゲーム目)にサーブする順番のプレーヤーをAとし,A:B組が北側にる。
ここでコート・チェンジし,第25ポイントは以下は第1ポイント以下に置き教え続けられる。
(2)2ポイント以上の差をつけて7ポイントを先取したプレーヤー(又は組)がそのゲーム及びそのセットの勝者となり,スコアは7−6と記録される。6ポイント・オールとなったときは,一方のプレーヤー(又は組)が2ポイントの差をつけるまで続けられる。
(3)タイブレークゲームでは数字上の得点(0,1,2,3,4,……)が用いられる。
(4)各6ポイント目ごと及びタイブレークゲームの終わった時点でコート・チェンジする。タイブレークゲーム中のコートチェンジは30秒以内とする。
(5)タイブレークゲームでプレーした次のセットの第1ゲームは(1)の例で示すとプレーヤーA(ダブルスの場合はA:B組)がレシーバーとなる。
(6)タイブレークゲームはポールチェンジに関し,1ゲームに数える。
(7)ポール・チェンジがちようどタイブレークゲームのときに
来た場合は,それを次のセットの第2ゲームまで延ばす。これはニュー・ボールで最初にサーブする権利をあくまでも交互に与えるためである。
(「コートの友J より)
5.セルフジャッジのやり方
アンパイアのつかない(セルフジャッジの)試合形式で行われるトーナメントに ついて,(財)日本テニス協会の規則で選手の義務が次のように決められています。
1.試合の前に
(1) 「ネットの高さは正しいか」,「シングルス・スティックが立っているか」等,コートが試合に適しているかどうかをチェックする。
(2) ウォームアップの前に,トスをする。
2.判定とコール
(1) ネットより自分の側に関する判定は,すべて自分の責任である。
(注) 自分で判定できなかったときは,そのボールはグッドである。ただし,相手にそ の判定に関してアドバイスを受けてもよいが,相手のそのアドバイスは最終とな る。決して観客の助けを借りてはならない。
(2) 判定とコール(「アウト」,「フォールト」等)は,瞬間的に,又,大きな声と明 確なジェスチュアで行わなければならない。
(注1) シングルスのときは,一旦「アウト(又はフォールト)」とコールし,それを 「グッド」と訂正した場合,そのプレーヤーは失点する。ダブルスのときの判定と コールは,ペアのいずれか一方が行えば,それが最終となる。ただし,ペアの一方 が「アウト」(又は「フォールト」等)とコールしたが,そのパートナーが「グッ ド」とした場合,そのペアは失点する。ただし,一方が「フォールト」とコールし たが,パートナーが「レット」とした場合は「レット」となる。
(注2) 「明確なジェスチュア」とは,片方の手を大きく上へあげるものとする。
3.カウントのコール サーバーの義務
(1) 新しいポイント,新しいゲーム,新しいセットの始まる前には,サーバーは,必ず,レシーバーに聞こえるように大きな声で,カウントをコールしなければならない。
(注1) レシーバーは,サーバーのカウントコールに対して,同意を示すために,声 (「OK」,「ハイ」等)又はジェスチュア(「大きくうなづく」,「手をあげ る」等)によって,合図をサーバーに対して送らねばならない。サーバーのコール のあと,レシーバーがサーバーに対して何の合図もなしに,サービスに対する返球 の構えに入ったら,レシーバーは,サーバーのそのカウントコールを認めたものと みなす。
(注2) カウントコールの例を以下に示す。
@ 新しいゲームの始まる前に,サーバーは必ずそれまでのゲームカウントをコール る。
[例] 「4−3(フォー・スリー),A」(Aが4−3でリードしていることをす。)
A ポイントのカウントは,アンパイアのコールと同じでよい。ただし,次のポイント が始まる直前にコールすること。
[例] 「15−0(フィフティーン・ラブ)」
( タイブレークのときも,アンパイアのコールと同じでよい。
[例] 「3−0(スリー・ゼロ),A」
B新しいセットに入ったときは次のようにする。
[例] 「1stセット,A,7−5,2ndセット,B,6-3,Now,the final set」
4.サービスのレット
レシーバー(ダブルスの場合,そのパートナーも含む)のみがレットをコー
ルできる。
5.フットフォールト
レシーバーから見て,どう見てもサーバーがフットフォールトを犯していると判 断したときは,すみやかにレフェリー(又はコートレフェリー)を呼び,事情を説 明して,善処してもらうことができる。
6.コートを離れたいとき
(1) 様々な理由により,試合中,一時コートを離れたくなったときは,まず,相手に その理由を明確に説明し,その同意を得なければならない。
(注) 様々な理由とは,トイレット・エマージェンシイ,飲物等の補給,着衣の突然の 不良化等々,その選手の不可抗力による状況のことをいう。
(2) 相手が同意しない場合は,レフェリー(又はコートレフェリー)を呼ぶことがで きる。
7.レフェリーを呼ぶとき
規則の法的解釈等,選手同志で解決できないような紛争発生の場合,いずれの選 手もレフェリー(又はコートレフェリー)を呼ぶことができる。ただし,レフェ リーを呼びたい選手は,次の手続きをとらねばならない。
(a) 相手方にレフェリーを呼ぶ旨通告する。
(b) そのあと,コート外の第三者に,レフェリーにコートへ来てもらうよう依頼し,当 人はコートに残る。
(c) 依頼すべき第三者が不在の場合は,相手方への通告後,コートを離れてもよいが, その行動は迅速に行わなければならない。
8.試合が終了したら
勝者はただちにスコアを大会本部に報告し,あわせて,使用済みボールを返却し なければならない。
9.罰 則
本規則に違反した者は,警告を受けたのち,ポイントを失ったり,場合によって は,失格になることがある。(注)
失点とは,当該ポイントの次のポイントを失う ことを意味する。(注) コートを一望に見わたせるという条件で,最低2コート, 最大4コートに1名のコートレフェリーが望ましい。