第3章
最初の決定
1.トーナメントの名称の決定
- 名称を決める事は重要です。最初に対象とするプレーヤーを決めなさい。計画が限られた市町村やクラブのものであれば地方的な名称ですみますが,都県単位や関東レベルのもので広い範囲の人を対象とする場合で,しかも関東や都県協会の公認試合を計画する場合には協会に相談して名称を決定しなさい。協会はしばしば大きい行事を計画し,開催する場所を必要としているものです。公認試合となれば協会の宅前を使うことが出来,トーナメントでの成績はプレーヤーのランキング用デー夕になるばかりでなく,スポンサーに対する信用も厚くなる利点があります。
2.年令区分の決定
- ジュニアトーナメントは徐々に増加はしているものの,年令区分(例えば12才以下とか10才以下とか)によってはトーナメントの数は少ないものです。協会に問い合せてどの年令区分のトーナメントを開催するのが必要であるのか相談されることを勧めます。
3.使用できるコート数によるドローの制限
- 充分なコートが確保できない場合にはインビテーショナル(招待)かクローズド(非公開)なものにしなさい。年令区分を16才と14才だけにしぽるとかのやり方も一法ですし,エントリーできるプレーヤーの数を制限するのも一法です。
4.トーナメント期間の決定
- トーナメントを実施するのに要する日数は予想されるエントリー数,使用できるコート数,使用できる日数,予想される天侯等によって決めなければなりません。少なくとも1日は雨の日を計算する必要があります。
- ジュニアに1日何試合させるかにより期間を決めなさい。しかし1日に3セットマッチで3試合までで,これ以上を予定してはいけません。
- 公認のタイブレーカーの採用はトーナメント委員長やレフリーの判断でしてよろしい。詳しいやり方は付録を参照しなさい。
- 特別の理由がない限りセミファイナル,ファイナルは3セットマッチを行うべきです。