第19章
付 録
1.フィードイン コンソレーションのやり方
- フィードイン コンソレーションのドローのつくり方は本戦のドロー数に応じて多少異なります。本戦のドロー数が16,32,64,128の場合のドローのつくり方を図1,2,3及び4に示します。
- フィードイン コンソレーションのドローを作成する場合の基本的考え方は
- 1.同じ人と再び当るのを避ける様にドローを作成していく。ドロー数32の図2を例にとると、本戦の1回戦の敗者同士が試合をし,その勝者が本戦の2回戦での敗者と当るわけですが,この場合再び同じ人と当るのを遅けるためエントリー番号の小さい順に下段からうめて行きます。準々決勝の敗者についてもこの考え方から図に示すように位置を決めていきます。
- 2.本戦でのバイのエントリー番号はコンソレーションでもバ イとする。
- 3. 本戦が32のドロー数の場合には,フィードイン コンソレーションの3回戦では勝ち上った者同士で試合を行い,勝者が本戦での準々決勝の敗者と試合をすることになります。本戦のドロー数が64の場合には,コンソレーションの3回戦への進出者の決定時,及び準々決勝進出者の決定時の2度勝ち上った者同士で試合を行うラウンドが必要になり,本戦が128のドローの場合には図4に示すように3度必要となります。フィードイン
コンソレーションを実施する場合,欲を言えば本戦と同じ条件で,心理状態を考慮して,できれば負けた日を避けて行い,プレーヤーが1日に3セットマッチで4試合以上行わないように配慮して実施するのが望ましい。
図1 ドロー数16の場合
図2 ドロー数32の場合
図4 ドロ−数128
2.タイプレークのやり方
- 6ゲームオールになった場合,日本テニス協会のルールでは12ポイントのタイブレークを採用しても良い事になっています。その進め方は下に示す通りです。
(1)サービスのローテーション
- a.シングルス(A対B)
- 第13ゲーム目(又は17ゲーム目)をサーブする順番のプ
- レーヤーをAとし,北側に位置しているとする。
-
- ここでコート・チェンジし,第13ポイント以下は第1ポイント以下に置き換え続けられる。
b.ダブルス(A:B対C:D)
- 第12ゲーム目(又は第16ゲーム目)にサービスしたプレー ヤーをD,第13ゲーム目(又は第17ゲーム目)にサーブする順番のプレーヤーをAとし,A:B組が北側に位置しているとする。
- ここでコート・チェンジし,第25ポイントは以下は第1
- ポイント以下に置き教え続けられる。
(2)2ポイント以上の差をつけて7ポイントを先取したプレー
- ヤー(又は組)がそのゲーム及びそのセットの勝者となり,ス
- コアは7−6と記録される。6ポイント・オールとなったと
- きは,一方のプレーヤー(又は組)が2ポイントの差をつける
- まで続けられる。
(3)タイプレークゲームでは数字上の得点(0,1,2,3,4,
- ……)が用いられる。
(4)各6ポイント目ごと及びタイプレークゲームの終わった時
- 点でコート・チェンジする。タイプレークゲーム中のコート
- チェンジは30秒以内とする。
(5)タイプレークゲームでプレーした次のセットの第1ゲーム
- は(1)の例で示すとプレーヤーA(ダブルスの場合はA:B組)
- がレシーバーとなる。
(6)タイプレークゲームはポールチェンジに関し,1ゲームに数える。
(7)ポール・チェンジがちようどタイプレークゲームのときに
- 来た場合は,それを次のセットの第2ゲームまで延ばす。こ
- れはニュー・ボールで最初にサーブする権利をあくまでも交
- 互に与えるためである。
(「コートの友J より)