第17章
よく起る問題と文句
- トーナメントがよ<計画され,日本テニス協会のルールがよく守られているなら,親から起こる問題はまれでしょう。しかし,道理にかなった問題を持込まれた場合には理解を示すべきです。
1.待機
- 限られたコートでトーナメントを行う場合の最も多い文句の一つは,プレーヤーの待ち時間についてです。これは多くのコートを確保するのがむずかしい場合避けられない問題です。プレーヤーは待ち時間を正確に告げてもらいたいと思うものです。試合の相手同士には両方に同時に用意できるよう,同じ事を伝えるように注意を払いなさい。
2.1日の試合数
- もしプレーヤーが1日のうちに3セットマッチを4試合以上するように言われた場合の文句は正当です。1日の試合数としては3セットマッチ,3試合が限度です。
3.サーフェスの問題
- ハードコートとグレーコートがミックスする場合,プレーヤーは好きなサーフェスを要求したがるものです。このような要求は考慮する必要はなく,コートが空きしだい順次コートを指定して試合を行いなさい。しかし,この文句をさけるためには申込要項にサーフェスが色々混じる事を述べておきなさい。
4.明日来れないので今日試合をしたい
- プレーヤーによっては明日来れないので今日試合をしたいと申し出る人がいるかも知れませんが、トーナメント委員会は1人のプレーヤーのためにスケジュールを変えるべきではありません。
もし試合の相手が強制ではな<て同意した場合には考慮しても良いが,トーナメント
レフリーと関係者全員の同意が得られないなら親切に,しかも強固に拒否しなさい。
5.その他の文句
- その他色々な文句が持込まれるでしょうが,日本テニス協会のルールに従っているなら,不当な要求に動揺したり混乱する必要はありません。これらの親やプレーヤーにどう答えるかは「ジュニア
プレーヤーのテニスハンドブック」を参照しなさい。
- このような場合プレーヤーにハンドブックを再確認させるのも一法です。