テニスウイーク  http://www.tennisweek.com

総合評価 ☆☆☆☆




  




  テニスウィークの紙面版とテレビコマーシャルでは、「テニスウイークは熱心なテニスの視聴者だけを対象としており、テニス界について明確なニュースや写真での報道を主眼としている。テニス界の大事なことについての真面目な読み物です」とうたっている。

 元デビスカップ選手のジーン・スコットがこのテニスウィークの創始者であるが、上記の通り、テニスウイークは世界のトップ記事、専門家による権威的記事、そして草分け的な記事に満ちている。そしてこのテニスウイークのウェブサイトには、紙面版のベストが載っており、テニスの玄人、初心者ともに楽しめるものとなっている。

 フィーチャー欄の7月16日版には、ウインブルドンのハイライトが載っており、「ギム5」の部でベテラン記者のリチャード・エバンスは、「ピート・サンプラスは特別のチャンピオンであることを示している。というのは、彼のボレーは特別うまいものではなく、今までうまいと思ったこともない」と書いている。

 一方、女子選手については、スティーブ・フリンクがヤナ・ノボトナに対して「3度 目の正直」という記事を載せている。

 1998年〜99年のプロスケジュール欄には、ATP、WTA、その他の大会の完全な年間スケジュールが載っており、1999年のATPツアーの予定表とともに、過去の優勝者も掲載されている。そして、グレッグ・ルゼドスキーとトニー・ピッカードコーチの激しいけんか別れの記事、シュテフィ・グラフに対するエジプト人のストーカー、記録破りのウインブルドンのウェブサイト等の紹介もそれている。

「世界のテニス界の最新情報をお届けする」と書かれているが、ATPやWTAの記録は5日前のもの。この点は別にして、テニスウィークは第1級の記事をコンスタントに供給しているので、皆さんの必見のサイトの一つに加えるべきと言えるだろう。