もし、オンライン以外の情報網はなくて、一つだけウェブサイトを選ぶことができる状況にあるとしたら、『テニスインフォメーション』を選ぶ。このサイトほど、テニスファンが必要とする情報を提供してくれるサイトはないと言えるだろう。
最初に「テニスニュース」という欄を見てみると、そのサイズと範囲の大きさには
圧倒される。テレビ局、プロの団体、テレテクスト(テレビ画面の多重放送で情報を
伝える)の会社、新聞社などから、その日その日のテニスのニュースが提供されてい
る。ウインブルドンの期間中には、英国で絶大な人気を誇るティム・ヘンマンの熱狂
的なファンの声、切符、入場状況、プレー順序、天気などの情報が得られた。この情
報満載のサイトは、96年のウインブルドンではグランドスラム大会では最多の125
0万件のアクセスを記録したという。
『テニスインフォメーション』が、迅速にしかも頻繁に情報を更新できるのは、CN
NスポーツやESPNスポーツゾーンなど7つのテレビ局と提携しているからだ。ま
た、ワシントンポストやUSAトウディなど米国の主要新聞のテニス記事も載ってお
り、各紙の知識豊富な記者の記事があちこちにあふれている。
例えばヒューストンクロニクル紙のロバートソン記者が書いた「ヒンギスの母親は
娘から学べ」という記事では「いつも疲れ果てた表情をしているヒンギスの母親メラ
ニーさんは、いつも微笑みを絶やさない娘のように明るく振る舞うべきだ」という主
張が載っている。『テニスインフォメーション』は米国以外の新聞も取り上げている
。ブラジルのグスタボ・クエルテンが全仏を制して世界をあっと言わせた翌日、ブラ
ジルの新聞は彼の記事を15も載せていた。『テニスインフォメーション』の新聞の
網羅には、他のどんなウェブサイトも太刀打ちできないだろう。
「テニスFAQ」欄には、プロのトーナメント、ランキング、選手、用具などの話題
について、よく受ける質問とその答えが載っている。「選手とそのファンクラブにつ
いての情報」欄には、ヒンギス、杉山愛などプレーヤーのファンクラブの住所とE-
メールアドレスが載っているので、ファンは必見だ。
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